福岡地域戦略推進協議会(FDC)の会員である凸版印刷が10月29日、国連ハビタット福岡本部がアクロス福岡で開いた「第10回環境技術専門家国際会議」に登壇し、環境に配慮した自社の取り組みや製品について語りました。
FDCと国連ハビタット福岡本部は2016年9月、アジア太平洋地域の持続的な発展の実現を目指して包括連携協定を締結。19年2月にはこの協定を更新し、国際社会の共通目標である「SDGs」(持続可能な開発目標)の観点から、FDC会員のソリューションをカタログ化してアジア太平洋地域への移出促進を図ろうとしています。
凸版印刷はこの協定に基づく取り組みの一環として、国際会議に参加しました。会議は「海洋廃棄物・プラスチック廃棄物」をテーマに開かれ、凸版印刷生活・産業事業本部パッケージソリューション事業部の山田久子課長が、持続可能な社会の実現を掲げる「トッパングループ地球環境宣言」を紹介。モノマテリアル化(単一素材化)された、再利用可能な自社のプラスチック包装資材が幅広く使われている現状を説明した上で、「パッケージのライフサイクル全体を考慮した取り組みで、課題を解決していきたい」と述べました。会議に出席したアジア太平洋地域の政府プラスチックゴミ担当者などからも凸版印刷の製品やコスト面での普及の課題など、実務的な質問や意見交換が行われました。
また、今回国連ハビタットにより、急激な都市化を迎えるアジア太平洋地域でこれから進めるべき都市政策の指針がSDGsと紐づけて示されたレポート「The Future of Asian & Pacific Cities」が発表されました。
「The Future of Asian & Pacific Cities」:http://new.unhabitat.org/sites/default/files/2019/10/future_of_ap_cities_report_2019_compressed.pdf
自社ソリューションのアジア太平洋地域への移出化にご興味のある会員の皆様は、ぜひ参考にこちらのレポートをご確認ください。