2016年3月31日公益財団法人福岡アジア都市研究所(URC)に発行された『発展する都市/衰退する都市』が公開されました。これは、平成27年度度総合研究「平成27年度総合研究「福岡のグローバル競争力向上に関する研究:シナリオ・プランニングを活用した福岡市の都市ビジョン検討資料の提案」報告書」の成果についてとりまとめたものです。
本報告書では、福岡市について「少子高齢化と人口減少が進む中、成長を続ける福岡市においても生産年齢人口がすでに減少期を迎え、このまま手を打たないでいると都市の生産活力は徐々に衰退していく」、「一方でICTに先導される科学技術イノベーションをいかに活用していくかが問われているなどを鑑み、未来の変化を見据えた対応をあらゆる世代を巻き込んで議論し、対応していく必要がある」と分析。そのうえで、シナリオプランニングの手法を用い、都市を構成する6つの分野に関して、それぞれにおける福岡の「発展」/「衰退」シナリオを描き出しています。
(※本報告書では、都市を構成する6つの分野として、①人口・経済、②産業・生産力、③スタートアップ・イノベーション、④人材・ダイバーシティ、⑤交流・インバウンド、⑥空間・モビリティに分類。)
加えて、多くの都市ユーザーから各シナリオに対し、全3回のワークショップを通じてフィードバックを行い、福岡の発展戦略への示唆として掲載しています。この第三回目のワークショップは、2016年2月にFDC×URC特別サロン「福岡市の未来シナリオ」として開催され、そこでの議論も報告書の内容に反映されておりますので、ぜひご覧くださいませ。
この『発展する都市/衰退する都市』につきましては、福岡アジア都市研究所のサイト上にて閲覧が可能です。詳細は、下記バナーをクリックのうえ、リンク先をご参照ください。
また、本レポートのフレームワークは、出典を「(公財)福岡アジア都市研究所(URC)」と明示すれば、福岡の今後にかかわる政策議論やプランニング、報道、研究にも活用いただけることとなっています。
『発展する都市/衰退する都市』に関する問い合わせは、公益財団法人福岡アジア都市研究所 久保、山田(info@urc.or.jp 092-733-5686)までお願いいたします。