2017年4月27日にEfma(*1)とAccentureが共催する「Innovation in Insurance Award」において、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:北沢利文、以下「東京海上日動」)の、「医療機関などにおけるブロックチェーン技術の活用に向けた実証事業」がConnected insurance and ecosystemsの部での金賞を受賞しました。
同実証事業は、東京海上日動、Planetway(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO&Founder:平尾 憲映/日本法人:Planetway Japan株式会社 東京都千代田区 代表取締役CEO:平尾 憲映、以下「Planetway」)、福岡地域戦略推進協議会(会長: 麻生 泰、以下「FDC」)が連携して行う事業で、医療機関同士、あるいは医療機関と保険会社等が迅速、効率的かつ安全に医療データをやりとりすることにより、医療サービスの向上、コストの削減、保険金支払い手続きの簡素化と迅速化等を目指しています。
具体的に、福岡市域の医療機関と連携し、傷害保険金請求書に記載の医療機関に対し、ブロックチェーンを通じて入通院期間などの医療情報の提供を要求し、データ連携基盤を通じて医療情報等のデータを受領することで、医療情報に対するセキュリティを確保しつつ、保険金支払業務の簡略化、迅速化が可能かを検証します。福岡地域戦略推進協議会は、福岡市域の医療機関との連携を支援しています。
受賞にあたっては、保険ビジネスの高度化だけでなく、医療費の高騰という日本の社会的な課題解決も視野に入れて最先端技術を活用していること、保険会社・地方自治体・ベンチャー企業が一体となって取り組んでいること、ブロックチェーンとPlanetway 社が開発したデータ共有プラットフォーム“avenue-cross”を組み合わせることで、オープン性とセキュリティを同時に実現していることが評価されました。
FDCは今後も本実証事業をはじめとして、最先端技術を活用した地域の社会的な課題解決や、社会的な課題に対する民間企業・地方自治体・スタートアップ企業が一体となった取組みを推進して参ります。
*1 Efma:銀行と保険会社のイノベーションと変革を推進することを目的として、1971 年に設立された非営利団体。パリに本部をおき、130 か国に 3,300 以上の会員を擁します。
■本件の詳細については、以下のリリースページをご参照ください。