福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)の中島梨沙シニアマネージャーが2025年3月11日、九州大学「九州大学シンポジウム〜救急車利用の課題解決から『未来社会学』へ〜」におけるパネルディスカッションに登壇しました。このシンポジウムは、九州大学未来社会デザイン統括本部(FS本部)のシンクタンクユニットと医療・健康ユニットとが連携・主催。「救急車利用の課題・問題を考える」をテーマに2024年4月から勉強会を重ねてきたプロジェクトの成果報告会として開催されました。

「救急車の適正利用」を入口として始まったこのプロジェクトは、医療の専門家に加え経済学、情報学など様々な分野の専門家と共に課題解決の道を議論してきました。
プロジェクトの推進に際して学外との連携を模索するなか、FDCは、未来社会デザイン統括本部において未来共創パートナーを担っていることから、地域をはじめ民間企業や行政との連携などの知見を有する中島シニアマネージャーが参画し、勉強会での議論に加わることとなりました。
シンポジウムでは、通年の勉強会を通じた研究成果を報告するとともに、救急医療分野の最前線で活躍されている国立病院機構本部DMAT近藤久禎事務局次長、九州大学病院救命救急センター赤星朋比古センター長による基調講演において、災害増加に伴う救急現場の現状や取り組み事例の共有、また少子高齢化に伴う今後の医療現場の課題など、実際の医療現場に即した話題が提供されました。
パネルディスカッションでは、基調講演の内容から「非常時と平時の医療現場におけるリソースやあり方」について議論が展開され、FDC中島シニアマネージャーは「民間救急との連携や、資格は持つが常時医療現場に従事していない人々の活用など、さまざまな側面から最適化を考えていく必要がある」とコメント。民間企業との連携の展開方法としてFDCが持つ実証実験フルサポートの枠組みなどを紹介しました。

最後に、FS本部医療・健康ユニットサブリーダーの鮎澤純子准教授が、「1年を通じ、示唆に富んだ勉強会となった。さらには救急医療に限らず、 複雑に絡み合う社会課題に対し、厄介な課題をどう解決していくか、私たちは未来社会をどのように創っていきたいか、を問い続け、解決の道を模索していきたいと考えている」と締めくくりました。
FDCは今後も産学官民の連携を通じ、社会課題を地域に実装し、より良い社会の構築に寄与してまいります。