横浜市会建築・都市整備・道路委員会の11名が2024年11月20日、福岡地域戦略推進協議(FDC)を来訪。2012年度にFDCが策定した『福岡都心再生戦略』を中心にまちづくりに関するFDCの取り組みについてヒアリングを行うとともに、意見交換を行いました。
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開会にあたり伏見幸枝委員長は「空港が近くアクセスの良い福岡市は、日本の都市の中でもまちづくりが進んでいるエリアだと認識している。今回の視察を通じ、『福岡都心再生戦略』はじめFDCならびに福岡独自の取り組みについて学びたい」と視察の趣旨について挨拶されました。
FDCは、中牟田徳将ディレクター、渡辺彰悟事務局長補佐が出席。産学官民の事業創出プラットフォームとしての役割や組織概要ならびに活動内容などを紹介したうえで、「福岡都心再生戦略(Ver.2021)」について解説を行いました
天神・博多・ウォーターフロントの3拠点に加え、渡辺通・薬院・今泉、北天神・長浜、春吉・西中州のエリアについて、多様な人材が交流し、革新的・創造的なアイデア、ビジネスや価値を生み出す機能を持つ場である『イノベーションアンカー』を形成する地区として位置づけていることなどに言及。そしてこの都心再生戦略を推進するために取り組んでいるイノベーション都市の具体化など、FDCが進めるまちづくりについて事例をもとに説明を行いました。
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その後の意見交換では、「天神ビッグバンによる容積率の緩和の適用を受けるための条件は」、「フリンジパーキングを実施するために専用の駐車場を設けているのかあるいは民間と連携しているのか」、「FDCのような産学官民の連携組織は他の地域にも必要だと思う」など、各方面にわたり質問や意見が交わされました。
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