9月2日に開催された九州市長会有志勉強会において、 麻生泰 会長 が経済界の代表として参加し、自治体が抱える課題に対し、九州が一体となって対応すべく、議論を交わす九州市長会有志勉強会の取り組みに対して期待感を示しました。
この勉強会は、福岡市高島宗一郎市長、北九州市武内和久市長、熊本市大西一史市長が発起人となって7月5日に第1回を開催。そこでは「県境を越えた基礎自治体間の水平連携」や「農産品のブランド化ならびに観光に向けたインバウンド促進等の産業振興」、「頻発する大規模災害への対応」など各市が抱える様々な課題に対して今後九州はどうあるべきかについて、かつて九州市長会において検討された九州府構想を振り返りつつ現在の情勢を見据えた議論が交わされました。
2回目となる今回は、台風10号の影響により急遽オンライン開催となったものの、九州全域から約40名の市長が参加。九州全体を視野に民間が進めている3つの案件についての紹介と、それを受けての意見交換が行われました。
開会にあたり 麻生 会長は、「九州経済連合会会長時代から『九州から日本を動かす“Move for Japan Kyushu” 』を自らの使命としている私にとって、この九州市長会有志勉勉強会の取り組みは貴重であり、大変期待している」と発言。そのうえで、福岡市では市長のリーダーシップのもと自身が会長を務める福岡地域戦略推進協議会による産学官民連携が強固に推し進められているとし、「九州が連携し産学官民がひとつにまとまって取り組みを進めていくことで様々な課題が解決され、そこから日本全体の動きへと広げていくことができるはずだ。ぜひ実現していただきたい」と述べました。
なお、民間からは以下3件の事例が紹介されました。
1 『ONE KYUSHUサミット』
ONE KYUSHUサミット村岡浩司会長
地域活性化を目指して活動している九州 のローカルプレイヤーを繋ぎ相互応援 するための官民協働 プラットフォーム「ONE KYUSHUサミット」の概要について
2 「九州スマートリージョン構想」
九州経済連合会規制改革推進部会石丸修平部会長(FDC事務局長)
構想に至る背景や現在進めている様々なサービスをつなぐ九州広域データ連携のプラットフォーム構築に向けた検討などの取り組みについて
3 「若者から見た九州の現在地とポテンシャル」
Global Shapers Community Fukuoka佐々木 彩乃氏
2050年を見据えて想い描く九州の未来理想像について