アクセンチュア福岡が9月27日に開催した交流型勉強会「アクセンチュア・シェアーズ」において、福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)石丸修平事務局長が「地域ブランディングと成長都市『福岡』の秘密」のテーマのもと、ラブエフエム国際放送㈱宮崎泰代表取締役社長、アクセンチュア 草場大輔様と共に登壇しました。
この勉強会は、福岡の方々を対象に、「情報」「場所」「ノウハウ」「スキル」「時間」「経験」などをシェアし続ける場づくりを目的に開催されており、今回で23回目となります。
セッションを通じてFDC石丸事務局長は、福岡におけるまちづくりについて以下のような考えや自身の思いを伝えました。
・ 世界の先進的な都市では15年ほど前からイノベーションを生み出すまちをつくる政策を進めている
そのためには生活の質の高さや都心の近くで自然環境やアートに触れることができるといった暮らしやすさが求められる
・ また、自分たちの都市課題の解決のため世界からソリューションを公募し実装まで支援しているバルセロナの事例があるように、官と民とを跨いだマルチステークホルダーがまちづくりに関わっていくことが大切だと言われている
・ では、福岡はどうすればよいか
・ 福岡を起点にアジアに視野を広げると、その圏内は東京よりも人口が多いことがわかる。ビジネス圏としてみたときもGDPを含めてはるかに大きな規模となる。ここを活かしていかなければならないと思っている。
・ 福岡で起業をしていずれは東京に、というステップではなく最初から世界への目線を持ったサービスを創るという機運がここ福岡にはあり、実際このような気概をもった起業家が多く生まれている。
・ また福岡にはクリエイティビティに溢れた人たちも多く、加えて留学生の割合が多いことなどを鑑みたとき、多様性を有する市民力が起点となったまちづくりを進めていく可能性に辿りつく。
・ 公共であるか民間であるかに関係なく、誰かの思いが最終的な物事の実現につながっていく。誰かが抱いた思いが滲み出し、その一人ひとりの思いを皆が共有して、 福岡というまちが紡がれてきた。