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【登壇報告】こどもが主役の新しい公園づくり『SUNABANASHI Fukuoka 』において福岡地域戦略推進協議会石丸修平事務局長がピッチコンテストの審査員を務めました 

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)が後援する『SUNABANASHI Fukuoka』の最終発表会が2024年9月29日(日)、九州大学蔦屋書店 いとLab+研究開発棟にて開催され、FDC石丸修平事務局長がピッチコンテストの審査員を務めました。

―――SUNABANASHIとは
こどもたちが主体となって公園を取り巻く社会問題や課題解決に取り組むプロジェクトです。砂場をテーマに、減少しているあそび場である砂場を中心に、子どもたちが課題を発見し、解決アイデアを出し、社会への波及力を生み出すことを目的としています。
2023年に石川県金沢市で初めて開催され、2024年に「SUNABANASHI Fukuoka#1」として福岡でも実施されることになりました。
URL:https://sunabanashi.com/

『SUNABANASHI Fukuoka#1』は、2024年6月30日から9月29日までの間、3回にわたるワークショップと最終発表会の計4回のプログラムで実施されました。

ワークショップの各回の内容は
・STEP1(6月30日):砂場そうじ・砂場あそび、ディスカッション、Tシャツどろ染め
・STEP2(7月21日):公園調査の報告と共有・どろだんごワークショップ
・STEP3(8月25日):課題の洗い出し→解決方法の決定、プレゼンテーションのワークショップ

となっており、こども達は3回にわたるワークショップを通じて、公園や砂場に関連する問題を自分ごと化し、実際に解決策を考え、発表する経験を積んできました。
締めくくりとなる『SUNABANASHI Fukuoka#1』FINAL(9月29日開催)では、こども達によるピッチコンテストが実施され、小学4年生から6年生までの参加者のうち、最終発表を決めた計20名が解決したい「公園の社会課題」のアイデアの発表を行なうなど、4か月にわたるプログラムを通じて得た学びと経験を参加者全員で共有しました。

審査員には、FDC石丸事務局長の他、各界から以下の方々が参加しました。
 ・JR九州エージェンシー株式会社 渡邉太志 常務取締役
 ・九州大学 共創学部 三木洋一郎 教授
 ・九州大学 共創学部 姜 益俊 教授
 ・株式会社コトブキ 中光章 営業本部長
 ・TECH PARK(株式会社グルーヴノーツ)赤星良輔 ディレクター
また、コメンテーターとして福岡市西区役所 地域整備部 公園係 伊東 大智氏が出席されました。

FDC石丸事務局長は、オープニングの開会挨拶の中で、参加したこども達に向け「皆さんが『SUNABANASHI』で取り組んできた活動を通じて、いろいろな問題に気づいたのではないでしょうか。今日は発表する人もしない人もいると思いますが、まずは自分自身が楽しんでください。そして、他の人の発表をしっかりと聞き、自分の考えと比べてみてください。『こんなことをやったらいいな』とか『自分の考えと合わせたらもっといいアイデアになるかもしれない』といったことを考えながら、今日の時間を過ごしてほしいと思います」と、学びの姿勢を大切にすることを優しく呼びかけました。
また、「皆さんの提案が福岡の未来に繋がり、実現されることを私たちも期待しています」と、こども達の未来への期待と応援の気持ちを語り挨拶を締めくくりました。

当日のピッチコンテストの中では、砂場から派生する問題を自分事として捉え、そこから地域の課題解決を目指す優れたアイデアが多く提案されました。また、審査員の皆さんから投げかけられる質問に対し、こども達は物怖じすることなく真剣に質疑に応じ、ニュートラルな視点やアイデアを持つ子ども達が、社会に大きなインパクトを与える可能性を感じさせる機会となりました。

FDCは今後も福岡地域の課題解決と人材育成のためにさまざまな取り組みを進めてまいります。