2024年8月21日、静岡市議会 志政会(佐藤成子代表、後藤哲朗氏、小山悟氏、児嶋喜彦氏)が福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)を視察のため来訪されました。
静岡市議会 志政会は「生活者の立場に立ち、未来を見据えた次世代の魅力あるまちづくりを目指し、具体的な政策を提言する政策集団として、市民の負託に応える活動」をすることを理念とし、市民・行政・議会が協働し、魅力あるまちづくりを進めていくために、具体的な政策を提言する政策集団として活動されています。
今回の視察は、産学官民連携の先進事例として、FDCの組織とその事業推進体制と具体的な活動を知るために来訪されたものです。
FDCからは柏木浩志事務局次長と宮崎園子ディレクターが出席。産学官民連携のプラットフォームとしての組織概要や事業化支援の仕組み、取り組み事例と成果について説明を行いました。その中でご紹介した産業創造部会における実証研究プロジェクチームの取り組みに対し、佐藤代表からは「一社単独ではなく、部会という場で他の会員とともに事業を進めることにメリットがあると思う。失敗も共有しながら次に生かすことができ、なおかつ地域での実装を目指してチャレンジができる。とても有意義な枠組みだと思う」と関心を寄せられました。
また質疑に際し、静岡における地域の人口減少や自治体の広域連携を進めるにあたっての課題が共有され、地域の成長に向けた産学官民連携のあり方について意見が交わされました。
市議団の皆様からは、FDC設立の経緯やthink&Doタンクとしての役割、部会やFLaPにおける事業推進体制について多くの質問が寄せられ、有意義な議論の時間となりました。
佐藤代表は、「静岡市では新しい市長が誕生し、市政課題解決を目的としたスタートアップ支援から事業創出による豊かな地域づくりに力を入れ、全国から知を集めて社会実装できる土壌を作っていこうとしている。静岡で進める社会実装の取り組みに活かすために、今回の視察で学んだFDCの成功事例を伝えていくことが市議としての任務だと考えている」と述べ、今回の視察を締めくくりました。