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【視察報告】札幌市役所より石川副市長、他2名が、金融・資産運用特区構築における先進事例視察のため来福されました

FDCニュース

札幌市役所より、石川敏也副市長、経済観光局 坂井智則局長、観光・MICE推進部 角谷俊太郎課長、3名が7月3日(火)福岡地域戦略推進協議会を来訪。福岡を代表するスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next(以下FGN)」でお迎えし、視察と意見交換を行いました。 

札幌市では、地方からグローバルを目指すスタートアップエコシステム構築を目指し、スタートアップ北海道(https://startuphokkaido.com/about/)等の取り組みを進めています。また、札幌市をGX投資に関するアジアや世界の金融センターとする「国際環境金融都市」構想を掲げ、昨年には官民連携組織「チーム札幌・北海道」を設立。今年6月には、福岡と同様に、金融庁の「金融・資産運用特区」の対象地域に決定しました。今回は、その先進事例の視察として来福されたものです。
国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」及び「福岡スタートアップ・コンソーシアム」の事務局を務める福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)から、石丸修平事務局長、柏木浩志事務局次長、片田江由佳ディレクター、今井真奈美事務局長補佐が参加し、FDC並びに各コンソーシアムの成り立ちや取り組みをご紹介しました。

札幌市側から、産官学民のプラットフォームとしての組織運営やコンソーシアム組成、事業化支援の取り組みといったFDCの活動全般に及ぶ具体的な質問が相次ぐなど、有意義な議論の時間となりました。

その中で石丸事務局長は、福岡が目指すイノベーション都市への成長について、「スタートアップ支援や国際金融機能の誘致など、これから目指す都市の成長のために不足している機能をどのように補い、都市に埋め込んでいけるかという視点を持って取り組んでいる」と、その姿勢を示しました。

その後、大名地区に集積するスタートアップ支援施設をご案内。「FGN」、「GROWTH 1」では、それぞれの施設担当者からスタートアップ支援の取り組みについて説明いただきました。 
2012年の「スタートアップ都市ふくおか宣言」以降、様々な取り組みにより、地域におけるスタートアップの裾野が広がってきています。その文化をさらに広げ、高さを出していくため、「FGN」は2024年4月にリニューアル。大学発のスタートアップなど、支援範囲の裾野を広げながら、一方でスタートアップの成長をサポートする体制を厚くするなど裾野を引き上げるための支援も更に充実しています。 
また、隣接する「GROWTH 1」も訪問視察。2023年8月にふくおかフィナンシャルグループが開設したこの施設は、「スタートアップと地域企業が交わる場所」のコンセプトのもと、フランクなmeetupイベントをはじめ様々なビジネスイベントが企画開催されています。 

2024年4月に第3期を迎え施設も体制もリニューアルした「FGN」
2023年8月に福岡銀行が開設したスタートアップ企業の成長支援施設「GROWTH 1」
大小さまざまなグローバルイベントにも対応できる「大名カンファレンス」

大名地区に集積するスタートアップ支援施設を巡り、スタートアップ都市として成長を続ける福岡の熱気を感じていただける機会となりました。