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【開催報告】国際金融機能誘致 TEAM FUKUOKA 総会を11月13日開催 設立以来誘致企業数は23社に

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)が事務局を担う国際金融機能誘致TEAM FUKUOKAは11月13日、福岡市内において総会を開催。新たに4社を加え、チーム設立以来の誘致実績は23社に上ることなどが報告されました。

開会にあたりTEAM FUKUOKA倉富純男会長(九州経済連合会会長)は「好調な誘致実績やTSMCの熊本進出など、九州・福岡に対する海外企業の注目度の高さを身に染みて感じている。福岡がビジネスハブを担い、九州各地での投資や経済活動を活性化させ、九州ひいては日本を元気にするTEAM FUKUOKAの取り組みをさらに加速させたい」と挨拶。

総会では、石丸修平事務局長(FDC事務局長)より、「快適なビジネス環境の提供」や「プロモーション活動の推進」といったTEAM FUKUOKAが対応すべき課題に対するメンバーの取組状況について報告を行いました。

その後、福岡県国際金融アドバイザーのステート・ストリート信託銀行株式会社高橋秀行取締役会長による基調講演、進出企業の紹介ならびに福岡証券取引所の機能強化についての報告などを行いました。

新たに誘致が結実した「マーシュ・マクレナン・ジャパン」「台新國際商業銀行」「勝利証券」「南富士有限責任監査法人」は、自社の紹介とともに、「歴史的・国際的に開かれたまちの土壌」「外国人が安心して居住できるまち」「外国人を受け入れる解放感」「アジアに近い」「人材供給におけるポテンシャルが群を抜いている」「優秀な大学が多い」「空港から近く国際便も充実している」など、福岡への進出を決めた理由が伝えられました。

総会後の囲み取材における主な発言内容は以下の通りです。

倉富純男会長(九州経済連合会会長)
・ 設立3年で誘致企業が23社となり産学官が一致団結し取り組むことで国際金融都市として着実にステップアップしている。
・ 国が打ち出した「資産運用特区」について、高島市長、服部知事から積極的に取り組みたいというお話をいただいた。TEAM FUKUOKAも一丸となり総力を挙げて勝ち取りたい。

服部誠太郎副会長(福岡県知事)
・ 福岡が「資産運用特区」の候補であることに海外の投資家からも非常に高い関心が寄せられた。具体的な方策については今後福岡市とも協議をしながら取り組んでいきたい。
・ 福岡の強みは優秀な人材の集積とQOL(Quality of life=クオリティ・オブ・ライフ)の高さだと思うので、そのあたりをしっかりPRしていきたい。

池辺和弘幹事・発起人(九州電力社長)
・ 海外から九州や福岡への進出に合わせ、九州・福岡の会社が海外へ出ていけるような環境整備も行っていければと考えている。
・ 基調講演では、BCPの観点から福岡を評価いただいた。そういったことや、TEAM FUKUOKAの取り組みをもっと広く伝えていかなければならないと思う。

■進出企業一覧 「TEAM FUKUOKA 企業の誘致状況(2023.11.13日時点)
 
 
■関連情報
・ FDC 活動事例 ≫ 国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」へのリンク

・ FUKUOKA TRC トピックス ≫「【関連情報】「TEAM FUKUOKA」が誘致したシンガポールのフィンテック企業『M-DAQ』と福証が海外投資家による自国通貨建て取引の導入可能性調査実施 ~ プロジェクト名は『Fukuoka TRC』 ~」https://www.fukuoka-dc.jpn.com/report/20372/

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