札幌市で6月19日に開催された札幌商工会議所第38期政策委員会第4回委員会において、福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)石丸修平事務局長が登壇。「福岡都市圏の成長を牽引する産学官民連携の取組について」をテーマに講演・意見交換を行いました。
開会にあたり同委員会古野重幸委員長は、「前回の委員会での北海道大学増田隆夫副学長による北海道大学が取り組む産学連携についてのお話がたいへん実践的な研究であったことから、引き続き掘り下げていきたいテーマだと認識した。そして今回、実際に福岡においてこの産学連携を実践し組織を動かしているFDCについて話を聞く機会を得た。福岡は訪れるたびに活気が増し元気だという印象を受けており、この福岡都市圏の成長を牽引する産学官民連携組織であるFDCの取組や成果、そしてその裏側にある秘訣は何か、といったことを学びたい」と期待を寄せられました。
FDC石丸修平事務局長は講演で、FDCの組織概要や事業創出の仕組みを説明。そのうえで、既存の制度に関する変革の可能性や方向性について実証実験を通して探索するなど、産学官民のナレッジを結集してアジャイルに課題を解いていくことが必要だとの考えを示しました。 意見交換では、「産学官で取り組む事で機動性が失われることはないのか?」、「合意形成のプロセスは?」、「仙台で立ち上がったFDCのような組織について今後の可能性は? 」など、質問が相次ぎ、官民連携の取組に対する関心の高さが窺えました。