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【開催報告】国連ハビタットFDC連携サロン「気候変動に適応した世界に通用するビジネス開発とは」開催

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)と国連ハビタット福岡本部(以下ハビタット)は2023年8月8日、国連ハビタットFDC連携サロン「気候変動に適応した世界に通用するビジネス開発とは」を開催いたしました。

昨年度までは、国際人材や国際都市をテーマとするサロンを開催してきました。
今年度は、近年の国際社会において更なるビジネス開発が期待されている「気候変動」をテーマに、サロンを開催いたしました。
今回のサロンは、新規事業開発や環境事業開発に関わる方々を中心にご参加いただき、気候変動適応におけるビジネス開発について理解を深め、考える場となりました。

国連ハビタット FDC連携サロン
「気候変動に適応した世界に通用するビジネス開発とは」

【プログラム】
 ・開会挨拶(FDC)
 ・団体紹介(国連ハビタット)
 ・基調講演「気候変動適応ビジネスとは」
 ・ビジネス事例のご紹介①
 ・ビジネス事例のご紹介②
 ・ネットワーキング

基調講演「気候変動適応ビジネスとは」
経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室 地球環境問題交渉官 木村範尋氏

・気候変動適応についてのご説明。温暖化への対処は、緩和策だけでなく既に起こりつつある気候変動の影響を防止し軽減する備え、また新たな気候条件を利用する適応策の強化が求められる。

・途上国におけるレジリエンス向上のニーズが益々高まる中、民間企業の新たな事業機会が拡大している。

・気候変動によるリスクをビジネス機会として捉え、民間企業の参画の重要性を示唆する議論が国際的に高まっている。130か国以上の首脳が参加した世界リーダーズサミットでは、各国から、今後の気候変動対策の推進に向けた取り組みが表明された。

・途上国における気候変動適応事業事例、またそれに関連する日本企業の技術についてのご紹介。気象観測や、水・食糧の安定供給に貢献する事例が多い。

ビジネス事例のご紹介①
株式会社九電工 技術本部 国際事業部 担当部長兼海外再生エネルギー事業課長 四宮健吾氏

・再生可能エネルギーを安定供給する発電システム「九電工エネルギー・マネジメント・システム(EMS)」についてのご紹介。
開発した理由や九電工EMSの仕組みについてご説明を頂いた。

・海外展開事例や、実証から事業化への流れについてのご紹介。また、国内での自治体との災害レジリエンスにおける連携についてもご紹介頂いた。

同社についての詳細はこちらをご覧ください。
株式会社九電工:https://www.kyudenko.co.jp/

ビジネス事例のご紹介② 
株式会社JEPLAN 取締役 執行役員会長 岩元美智彦氏

・繊維・プラスチックのリサイクル事業「BRING™」についてのご紹介。物理的リサイクルではなく、化学的リサイクルの半永久性についてのご説明を頂いた。

・技術開発により既存システムを変化させ、地上資源を活用することで循環型経済を実現している。

・世界中のグローバル企業との連携による仕組みづくりについてのご紹介。

・環境ビジネスに対する考え方、企業や消費者の巻き込み方についてもお話頂いた。

同社についての詳細はこちらをご覧ください。
株式会社JEPLAN:https://www.jeplan.co.jp/

最後のネットワーキングでは、登壇者と参加者の間で活発な意見交換が行われました。
ご参加いただいた方々からは、「今後のビジネス開発に活かしたい」、「環境ビジネスのスキーム構築を進めたい」、「環境ビジネスに対する意識が変わった」などと、前向きなコメントを多く頂きました。

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