一般社団法人新潟県商工会議所連合会の16名(新潟県内各地商工会議所の専務理事、事務局長)が、日本で最も成長している都市から学ぶことを目的に福岡市を視察先とし、10月6日福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)を来訪されました。
新潟県商工会議所連合会は新潟県下16の商工会議所から構成され、26,939事業所(令和3年3月末現在)が加盟している経済団体です。
新潟県内の商工会議所間の総合調整を図るとともに、行政機関及び県内外の各種経済団体等との密接な連絡・協調を通じ、県内商工業の総合的な発展と社会福祉の増進に寄与することを目指して事業を展開。
また、「中小企業の発展」と「地域の活性化」を目指して活動する県内の商工会議所の様々な事業活動に対する側面的支援などを行っています。
今回の来訪にあたり同連合会早福弘専務理事は「全国の地方都市の中で最も勢いのある福岡の成長を支えているFDCの取り組みについて学びたい」との期待を示されました。
FDCからは、前田真事務局次長、藤川勇作事務局次長が設立から現在に至るまでの経緯や組織概要、事業創出の仕組みなどについて説明を行いました。
意見交換では「福岡が持続的に成長している要因は」、「国家戦略特区による規制緩和の事例は」といった質問が寄せられるなか、前田事務局次長は具体例を挙げつつ「新潟は燕三条に代表されるように世界を引っ張る技術を有する製造業を抱えている。福岡にはそれが無いため、古くから仕掛けづくりとネットワーク構築に力を注いできた。その蓄積が今活かされている」との考えを示しました。
そして今後も両地域間で連携を深めることを確認し合うなど、有意義な議論がなされることとなりました。
FDCは産学官民一体のシンク&ドゥタンクとして、福岡都市圏を核として九州、全国の様々な地域や隣接するアジア地域との連携を図り、事業性のあるプロジェクトを推進していく所存です。