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【登壇報告】2022年6月27日(月)石丸事務局長が、えぞ財団主催「北海道創生会議」(FDC共催)に登壇しました

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下、FDC)石丸修平事務局長が2022年6月27日(月)FDC×えぞ財団「北海道創生会議」に登壇しました。

えぞ財団は、北海道を盛り上げたいという思いの企業や個人、地方自治体が次世代の北海道経済を考えるために集まり、共に学び、行動していくためのコミュニティです。
今回のイベントは「福岡の事例から学ぶ、これからの北海道のマルチセクターの連携の在り方とは」をテーマに掲げ、石丸修平事務局長による話題提供と、富山浩樹えぞ財団代表発起人(サツドラホールディングス㈱代表取締役社長兼CEO)と成田智哉団長(マドラー㈱代表取締役)を交えてのトークセッションという構成で行われました。

開会にあたり、えぞ財団の成田智哉団長は「札幌は、例えばMICEをとってみても一般社団法人の協議会や行政がそれぞれに取り組みを進めていて、現状はまとまった動きとはなっていない。そこで札幌版FDCを立ち上げたいと考えている」としたうえで、「福岡と札幌は、色々な違いはあるが学べることが間違いなくある。(福岡は)今日本で一番盛り上がっているまちといっても過言ではない。そういった場所からいろいろと教えてもらいたい」と会議の趣旨を述べられました。

続く話題提供において、FDC石丸修平事務局長はFDCの設立に至る経緯やこれまでの具体的な活動と成果を披露しました。そのうえで、「産学官民一緒になって、政策や事業をつくったり、担い手が受け止めきれないような課題もFDCがリエゾンとなって一度受け止めてうまく連携させていったりと、FDC自体もプロジェクトや状況によって、アジャイルに役割を変えながら活動を重ねてきた」とそのこれまでの活動を総括しました。

一方トークセッションでは、産官連携の難しさが札幌の課題だとの提起に対し石丸修平事務局長は、民間だけでなく行政もメンバーとして参画することで官民相互の情報共有の場として機能しているFDCの『部会』を例に、「行政と民間が定期的に集う『場』を持っていることで、それぞれの考えが共有されることが大きい。またトップダウンではなく、大きな方向性は合意形成をしながら、個別には丁寧に議論を積み上げていく事を大事にして進めることも大事だ」と述べました。

そのうえで、札幌版FDCの立ち上げについて「地域に適した地域の形があるので、北海道と福岡と一緒のものである必要はないと思う。せっかく接点があるので、今後もこういった場を設けたり、お互いのナレッジを共有したりできると思う。東京から見て北と南の辺境にある。辺境の『何でもできそうなワクワク』を共有しながら、今後も連携していきたい」と語り、会を結びました。

参加者からは活発な質疑が寄せられ、会場となったEZOHUB SAPPOROは熱気に包まれました。