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【登壇報告】2022年5月27日、福岡地域戦略推進協議会石丸修平事務局長が岡山イノベーションサミット2022において基調講演を行いました

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)石丸修平事務局長が2022年5月27日、岡山イノベーションサミット2022において「産学官民連携で考える未来のまちづくりに向けて」をテーマに基調講演を行いました。

サミットは、一般社団法人吉備高原オープンイノベーション協会が主催。
計画都市『吉備高原都市』がデジタル田園都市健康特区に指定されたことを受け、地域振興やイノベーションの推進を更に加速させることを目的に開催されました。

開会にあたり同協会の中島基善会長は「地域振興やイノベーションの創出に取り組んでいるものの、いまだ全体が連携し統合した動きにはなっておらず、ぜひとも推進していく仕組みを構築していかなければならないと思っている。官民連携で成功しているFDCの事例から学び、今後岡山においてどのような体制で進めていけばよいかを考えるきっかけとしたい」と期待を述べられました。

基調講演において石丸修平事務局長は、MICEを起点としたビジネス創出や国家戦略特区を活用した規制緩和による新たなサービス開発など、FDCが進めてきた活動を紹介するとともに、都心の機能更新を目的に『天神』、『博多』、『ウォーターフロント』を都心の3拠点と位置づけ、各エリアにインキュベーション施設などイノベーションアンカーと称する装置を配するといった内容を盛り込み策定した『都心再生戦略』について説明しました。
そのうえで、「スタートアップに対するFDCの取り組みは、単なる事業化支援ということではなく、この都心再生戦略をベースにイノベーションアンカーを都心のどこのエリアに埋め込むべきかという『まちづくりの視点』のもとに進めている」と強調しました。
そして、未来のまちづくりについて「地域振興やイノベーションの創出を進める中で、民間企業と行政との間で公共性や公平性などのロジックが異なるために意思疎通が欠けたり、時間軸がずれてしまうことが多々あるが、それぞれの伝えたい言葉を翻訳し両者の間を調整する役割を担う産学連携の機能や組織が欠かせないと考える。FDCの取り組みも参考にしていただければありがたい」とのメッセージで講演を結びました。

 

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(写真提供:KOIA 一般社団法人吉備高原オープンイノベーション協会