福岡地域戦略推進協議会(FDC)は12月1日(水)、「2021年度 FDC 会員交流会」をホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で開催しました。会員間の交流はもとより、会員どうしが直接出会い対話が交わされることで新たなビジネス機会を創出することを目的として例年実施していましたが、コロナ禍により2年ぶりに開催。会員59社131名が参加しました。
開会にあたり事務局長石丸修平より「社会の新たな潮流やそれに伴うトレンドの変化などによってさまざまな課題が顕在化してきた。成長という言葉の実現がより難しい状況において、産学官民をつなげるプラットフォームの役割がますます重要性を増している認識している。地域の活力をどのように担保し、会員の事業をいかに成長に結びつけるかが我々FDCに求められており、会員交流会という機会を活かし、対話を通じた関係強化を通じて実際の事業に結実させ社会実装を目指していきたい」と意気込みを語りました。
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開会にあたり意気込みを語る石丸事務局長
また話題提供として、飯塚市より産学官で行っているスタートアップ支援にならびにブロックチェーン技術を柱とした新産業創出についての取り組みを紹介。実際に支援を受けた事例として、スタートアップ3社が以下のピッチを行いました。
①スタートアップポップコーン株式会社
「中高生を対象とした、ゲーム・教材で楽しく起業家教育を育む取り組み」
②株式会社プランニングエン
「ITを活用した福祉ツールの開発を、学生が作り上げる環境を用意し、実現すること
ができた取り組み」
③株式会社chaintope
「自社開発のブロックチェーン技術を持って現在展開している取り組みの実例、また
市場の優位性」
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飯塚市経済部産学振興課長 大隅 友加氏
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スタートアップポップコーン株式会社 取締役CCO伊藤 剛氏
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株式会社プランニングエン 代表取締役 大庭 和史氏
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株式会社chaintope 代表取締役CEO 正田 英樹氏
閉会にあたり、FDCの幹事を担っていただいている清水信彦西日本鉄道株式会社専務執行役員より「FDCの優れているところは、会員が集って議論をし、そこで成果を出し実装に繋げてきたということ。今回の交流から様々な知恵が生まれ、コロナに打ち克つ『明るい福岡』が築き上げられることを願う」との期待が述べられました。
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清水信彦西日本鉄道株式会社専務執行役員