福岡地域戦略推進協議会(FDC)は4月22日、2021年度総会を開催し、2021年度事業計画などについて審議を行い、可決承認されました。
開会にあたり会長である麻生泰九州経済連合会会長は、「国際金融機能誘致TEAM FUKUOKAの取り組みによって国際的な金融企業3社が福岡市への進出を表明するなど、大きな動きが生まれている。彼らが福岡を選んだ理由は『まとまりの良さ』と『スピード感』だという。FDCは民間の力、核となる行政の政策、学のナレッジを一つに結び福岡の成長に向けた取り組みを進めている。この地域をさらに良くしていくため、使命感と責任感を持って皆様も積極的に参画していただきたい」と述べました。
また、副会長である髙島宗一郎福岡都市圏広域行政推進協議会会長は、「FDCは設立以来、福岡市との共同提案によって国家戦略特区を勝ち取るなど福岡の成長を促す大きな力を発揮している。グローバルな感覚をお持ちの麻生会長と産学官民の多くのプレイヤーをまとめる要としての石丸事務局長に感謝申し上げる」と話したうえで、「ソフト面、ハード面において感染症に強いまちをつくることが非常に大事で、福岡が世界から選ばれるまちとなるよう着実に計画をつくり、産学官民が一体となって同じ方向に向かって進んでいくことで、福岡のポテンシャルを最大限開花させていこう」と会員へ呼びかけていただきました。
同じく副会長である石橋達朗九州大学総長より「九州大学は地域貢献を大事にしていきたいと考えている。その思いを実践すべく、このFDCにおいて産学官民の学の中心としてしっかりと役割を果たしていきたいと思っている。福岡がさらに発展していくよう九州大学も力を出していきたい」との抱負を語っていただくなど、福岡の更なる成長にむけた産学官民の結束強化につながる総会となりました。
2021年度、FDCは第2次地域戦略に基づく事業計画のもと、『地域経済主体の対応力強化のための基盤形成』、『情勢の変化を踏まえたアジャイルな政策形成』、『新たなニーズを捉えた事業のイノベーション』の3つのアクションを進めてまいります。
会長である麻生泰九州経済連合会会長から開会のご挨拶
副会長である髙島宗一郎福岡都市圏広域行政推進協議会会長からのご挨拶
事業計画を説明する石丸事務局長
副会長である九州大学石橋総長より閉会のご挨拶
