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【開催報告】「福岡100ケア・テックピッチ」実施報告

FDCニュース

福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)は、健康・医療・介護など人を「ケア」する分野でチャレンジするスタートアップ企業を支援するため、「福岡100ケア・テックピッチ」を開催しました。
「福岡100ケア・テックピッチ」は、「福岡100」の推進にあたり、保健医療福祉分野において地場中小企業や大企業、福岡市などと協業して行いたいことを提案するコンテストです。ピッチコンテストの優勝企業には、11月7日に開催される福岡市主催「フクオカ・スタートアップ・セレクション2017」にて、実際のコラボレーション先とのマッチングにつながるプレゼンの機会を提供します。

【開催概要】
日時:2017年10月20日(金)18:30-20:15
場所:福岡市スタートアップカフェイベントスペース
ピッチ企業:7社 登壇企業については>>>こちら
参加人数:48名(観覧のみ)

【登壇の様子】
登壇した7社は、各社5分で、自社のサービスがどのような形で福岡100や健康先進都市づくりに参画できるか・したいか、一社単独ではなく、地場中小企業やFDC会員,福岡市などと協業して行いたいことについて発表していただき、その後審査員からの質疑応答を3分受ける形で進行しました。評価は、「健康先進都市づくりへの貢献度」「地場中小企業や大企業,福岡市などとコラボレーションの実現可能性」「ビジネスとしての革新性・成長性」の観点から評価を行いました。
48名の参加者がイベントを観覧し、その多くは「仲間に出会いたい」「現在所属の組織でケアテックベンチャーと事業を行いたい」という意向を持って参加しており、熱心に耳を傾けてくださいました。
厳正なる審査の結果、株式会社ワーコンプロジェクト、歯っぴ~、株式会社ロジックの3社が、スタートアップセレクション2017にて登壇することとなりました。

株式会社ワーコンプロジェクト 代表取締役 青木 比登美
福岡市を1つの病院とみなし、地域のナースステーションとして「生活面」から「医療(看取り)」までをトータルサポートするワンストップ事業を行う。
具体的には、生体センサーを使って看護師が遠隔看護りを実施。AI搭載見守りロボットも導入し、必要時に訪問看護師が現場に急行。在宅医と連携し在宅医療を地域で完結させる。日常生活に於いても宅配食や掃除代行、各種士業らから構成する「民間サポートチーム」がサポートを実施。

歯っぴ~ 代表 小山 昭則
虫歯などの歯科疾患は歯の損失にとどまらず、長期的には糖尿病や動脈硬化などの悪影響にもつながるため、定期的な歯科検診、早期治療が必要とされている。加えて、日本における80歳以上の高齢者の在存歯数は8本と極めて低く予防歯科後進国という大きな課題がある。我々は、「特開2016-150190:歯垢検出機能付き歯ブラシシステム」により製作されたプロダクトによって、人生100年時代に合わせた歯磨きを提供する。

株式会社ロジック 取締役COO 福島成典
「現場ヘルパーさんが、呼吸のように意識せず当たり前に業務をシステム化」
介護事業所向け業務支援システム「Care-wing(介護の翼)」の特徴は使いやすさ。高齢者が安心して暮らせる国となるために介護事業所において、人でないといけない業務にフォーカスし、徹底した業務効率化を実現するために、ITの扱いに不慣れな方でも使いやすさにこだわって改良を続け、現在全国650以上の事業所で利用されている。