2015年6月2日(火)付けの日本経済新聞「この人に聞く」に、石丸修平事務局長が取り上げられ、福岡地域戦略推進協議会(FDC)のこれまでの成果と今後の活動について語りました。
●記事全文は>>>こちらをご覧ください。
要旨は以下の通りです。
⑴福岡市が国家戦略特区に選ばれて1年経つが
➢FDCは特区に応募する段階から福岡市と協力してきた
➢MICEや雇用創出といったテーマの提案のほか、規制緩和を求める企業と連携し、具体的な制度見直しの検討も進めている
➢規制緩和は「こういう事業に取り組みたいが規制があるために進められない」といった民間の要望があって初めて動き出すもの
➢そのためFDCでは「規制で困っている企業の発掘」⇒「事業・収益計画づくりの支援」⇒「規制緩和の要望」との手順で民間を企業を支援している
➢現在は、訪日外国人受け入れなどでの規制緩和を模索している
⑵FDCの設立からの4年間をどう評価するか
➢設立時に掲げたテーマの一つMICE振興は成果だととらえている
➢MICEに対応した街づくり、人材育成などをワンストップで扱う組織「Meeting Place Fukuoka」を立ち上げた
➢MICEを次のビジネスにつなげて九州各地に送客する仕組みづくりが整った
⑶ 都市の競争力を強化する機運は高まっているが実態が追いついていないのでは
➢訪日客は増えているものの、街全体としての受け入れ態勢は整っていない
➢どんな街にしていくかの議論も不十分
➢海外の高度人材の受け入れに関しても、どんな人にどのような目的で来てもらうかのビジョンが欠けている
➢ただ、特区制度を活用した規制緩和により天神の再開発が活発になってくる中、外資系企業の求めるスペックに対応するなど、街のあり方を議論する土台は整い始めた、と見ている
⑷ 今後力を入れる分野は
➢人や交通の流れをITによって分析し、ビッグデータ、オープンデータと組み合わせてビジネスにしていくことを検討している
➢また、FDC自らが事業を行ったり金融機能を持つという展開も想定しながら、活動に取り組んでいる