福岡地域戦略推進協議会が運営するイノベーションスタジオ福岡にて、PROJECT #2が2015年1月10日から3日間のワークショップでスタートしました。
今年度の年間テーマは「健康社会の創造」ですが、今回スタートしたPROJECT #2では、「ライフコースのイノベーション - つながり・仕事・成長の未来 -」と題して、元気で生き生きとした生活の全体設計を目指し、政府も最重要課題として掲げている「地方創生」のモデルとなるような福岡ならではの新しいイノベーションアイデアを事業化につなげることをめざしています。
初日は、福岡市の袴着特区部長も参加し、イノベーションスタジオ福岡がグローバル創業・雇用創出特区として取り組むさまざまなチャレンジのひとつとして位置付けられていることを語り、参加者にエールを送りました。
今回の3日間で生まれた課題のテーマは10個。
エイジレスな高齢者、キャリアチェンジ、途中で障害を負ったときの転換、世帯経営、人生のチームづくり、レジリエントなこどもの育成、死のデザインといったテーマについて、これから2ヶ月かけて、10のチームがフィールドリサーチを行い、3月に再度集合して、リサーチから得た深い気づきをもとにビジネスアイデアにつなげます。
イノベーションスタジオ福岡は、大手企業からの参加者と市民参加者が一体となって取り組むのも特徴です。
今回の参加企業は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)、花王(株)、アサヒグループホールディングス(株)、西日本鉄道(株)で、また一般の公募による参加者は応募者82名の中から選考された41名の方々、うち16名が女性です。
今回も17歳から56歳までと幅広く、バックグランドもさまざまな方々が参加されています。
本PROJECTに伴走者として参画してくださっている6名のThought Leaderの方々は、瀧本哲史さん(京都大学客員准教授・エンジェル投資家)、若林恵さん(WIRED日本版編集長・フリーエディター・ライター)、石川善樹さん(予防医学研究者・医学博士)、柳瀬隆志さん(嘉穂無線株式会社代表取締役副社長・株式会社EK JAPAN代表取締役社長)、小川全夫さん(アジア太平洋アクティブエイジングコンソーシアム創始者)、渡邉さやかさん(re:terra代表)。
いずれも、グローバルに活躍されている実践者の方々ばかりで、日本の未来に向けた生き方、働き方、年のとり方に対して常識や前提を覆す発想と刺激を提供してくれました。
PROJECT#2について詳しくお知りになりたい方はこちらへ>>>ライフコースのイノベーション | PROJECT | INNOVATION STUDIO FUKUOKA