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【人材部会】イノベーションスタジオ福岡(仮称)

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下、FDC)人材部会では、福岡の多様な人材と福岡地域内外の企業が、海外のイノベーション都市と共にイノベーションを創出していくプラットフォーム「イノベーションスタジオ福岡(仮称)」を構築することを検討しています。

● イノベーションスタジオ福岡(仮称)概要
イノベーションスタジオ福岡(仮称)は、異なる専門分野やバックグラウンドをもつ多様な分野の人材が一堂に会すことによって発揮される創造性をもとに、革新的なビジネスアイデアを次々と生み出していくための生態系(エコシステム)を地域内に作り出し、福岡が東アジアにおけるイノベーション都市として世界に認知されることを目指します。



核となるのはイノベーション創出機能『The Lab(仮称)
「イノベーション創出」を核に、「育成」、「情報発信」の3つの機能を備える「イノベーション・スタジオ福岡(仮称)」。

企業人材・スタートアップ人材・デザイナー・アーティスト・社会起業家・学生などの多様な人材が一堂に会し、様々なテーマ(社会課題)を多角的に検討し、創造的に解決するビジネスアイデアを生み出していくためのプログラムを、The Lab(仮称)にて実施していきます。

<具体的な進め方>
次の3つのフェーズを通して各テーマに応じた課題のリサーチから新たなビジネスアイデアの生み出し、プロトタイピング、事業化の検討までを丁寧にサポートしていきます。

  1. 課題創造ラボ 「イノベーション機会の発見」
    福岡及び国内外の異なる専門分野、バックグラウンドを持った多様な分野の人材が一堂に会し、特定のテーマに基づくイノベーションの機会を発見し、アイディアを生みだしていく。
  2. 未来デザインラボ「アイディアの具現化」
    フェーズ1で生みだされたアイディアのプロトタイピングを行い、そのプロトタイプを市民生活の中に取り込み、新たな用途の発見やコンセプトの書き換え、新しい市場形成について検証するためのテストまでを実施する。
  3. ビジネス創造ラボ「事業化サポート」
    フェーズ2の成果に応じて、商品化、サービス化など、事業化の手法について検討し、企業のR&D、大学の産学連携部門、スタートアップ企業、VC等と連携した事業化を支援する。

2013年度の進捗
本年度は、イノベーション創出機能(The Lab)について、プログラムの詳細設計を行うために試行的に実施するパイロットプロジェクトを通して、具体的な仕組みづくりやプログラムの詳細設計などを行い、次年度以降に市民生活を取り巻く様々なテーマに基づきイノベーションを生み出していくプログラムを本格的に展開していく予定です。

試行プロジェクト
テーマ:『障がいを持つ子どものバウンダリー(境界)をリデザインする』
様々な現場の調査や関係者へのインタビューなどを実施していくフェーズ①「課題創造ラボ」から、その課題を解決する具体的なビジネスアイデアを生み出していく「未来デザインラボ」までのフェーズ②をコペンハーゲン市(デンマーク)と並行して実施していきます。