事業内容

職域接種推進事業(エール!FUKUOKA)

職域接種推進事業

ワクチン接種の加速化を目的に、コロナ禍で課題を抱えた企業や地域社会を支援する『エール!FUKUOKA』の一環として、産学官が連携して職域接種を推進するという取り組みを、全国市町村で初めて実施しました。

産学官が連携し全国市町村に先駆けて取り組んだ、ワクチン接種のスキーム構築

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、2021年3月から医療従事者等、高齢者の優先的なワクチン接種が開始されました。同年6 月、概ね優先接種が完了すると見込まれたことを期に、自治体主体で進めているワクチン接種とは別のスキームとして、企業や大学などが自ら会場や医療従事者を確保して職場などでワクチン接種を行う「職域接種」が可能となりました。
しかしながら、「会場は確保したが医療従事者が見つけられない」、「職域接種が認められる1000 人を集められない」「会場運営のノウハウがない」など実際の運営面において様々な障害が顕在化していました。
そこで、ワクチン接種の加速化を目的に、コロナ禍で課題を抱えた企業や地域社会を支援する『エール!FUKUOKA』の一環としてFDC 事務局内に推進担当者を配置し、福岡市とともにこれまでの集団接種で培ったノウハウの提供や、職域接種を希望する企業と会場・医療従事者とをマッチングするなど、産学官が連携して職域接種を推進するという特徴的な取り組みを、全国市町村の中で初めて実施しました。
6 月14 日の窓口開設以来、事務局には企業や医療機関から接種のマッチング希望や問い合わせが多数寄せられました。中には、ボランティアとして接種のお手伝いをしたいと元看護士の方から申し出があるなど、反響は想像した以上に大きなものでした。
この個別のマッチングでは、福岡市内のクリニックと連携し、計30 社のマッチングを実現、およそ32,656人の職域接種をコーディネートしました。
また7 月には、この事業に賛同いただいた楽天グループ㈱を実施主体とする『マリンメッセを会場とした職域接種』を実施し約2 万人(内FDC から43 社5,996 名)に対する接種を進めるなど、FDC として職域接種事業全体で計38,652 人に対し接種機会を生み出すことができました。

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