国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」
設立について
政情不安により、他国に移転する可能性が生じた香港の金融機能の受け入れを念頭に、政府は国際金融機能を担う都市として東京、大阪、福岡を候補とするとの報道を受け、2020年9月、産学官が一体となった国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」が設立され、事務局を FDC が担うこととなりました。
福岡が目指す方向性
「TEAM FUKUOKA」では、目指す方向性を「福岡らしい国際金融機能の集積により継続的にイノベーションを創出する国際金融都市」と定め、フィンテックやグリーンテックなど新たな技術とグローバル人材の集積を図るとともに、資産運用会社やカストディ会社など資産運用業を重点的に誘致していくことを確認しました。また、東京、大阪とは異なり日本海側に面した大都市である地理的優位性を活かし日本・アジアのバックアップ機能を担うべく BCP 対応業務も誘致する領域としました。
さらに、TEAM FUKUOKAが対応する課題として、
- 国際競争力のある制度の構築
- 快適なビジネス環境の提供
- 快適な生活環境の提供
- プロモーション活動の推進
を掲げ、国際金融機能の誘致に携わる多様な主体が、情報の共有・交換を進め、それぞれの特性を活かしながら取り組んでいくこととしています。
チーム発足以来、誘致企業
チームメンバーの積極的な活動によって誘致企業数が計11 社(令和4年4月末時点)に及ぶなど、チーム発足以来着実な成果が生まれています。
アジアそして世界に対する福岡の優位性についての発信をより強化していくことで、国際金融機能の誘致を進め、更なる関連企業の集積に取り組んでいく計画です。