ヘルシンキパートナーズ(旧ヘルシンキビジネスハブ)との連携
福岡地域戦略推進協議会(FDC)は2019年、ヘルシンキ都市圏における産学官連携組織「ヘルシンキパートナーズ(旧ヘルシンキビジネスハブ)」と、MoU(経済連携協定)を締結しました。
このMoUは、フィンランドの首都ヘルシンキ市と福岡市のスタートアップ支援における連携を契機に、FDCが2015年より推し進める福岡都市圏における東アジアのビジネスハブ化を見据えた「地域のグローバル化」「移出産業の創出」の一環として締結。情報交換や共同プロジェクトを通して、ヘルシンキ都市圏と福岡の組織・事業間の友好関係と連携を深めるとともに、戦略的提携のもと、さまざまな好機を積極的に創出し、提携を拡大することを目的として活動を進めています。
※ヘルシンキビジネスハブは2021年より名称がヘルシンキパートナーズに変わりました
MOUの内容
1.目的
相互協力的関係に基づいて、双方にとって利益となる持続可能な戦略的提携の創出を目指す。具体的には、両当事者は情報交換と当事者間の共同プロジェクトを通して、ヘルシンキ都市圏と福岡の組織・事業間の友好関係と連携を深めるとともに、戦略的提携のもと、さまざまな好機を積極的に創出し、提携を拡大する。
2.提携内容
- 相互の経済的な結び付きのために、情報提供および意見交換を行う。
- 会員企業とヘルシンキ都市圏における企業及び機関との連携の促進を相互に行う。
- 相互の経済連携のための会議を組織する。
- ヘルシンキ都市圏における実証実験実施機会を会員企業に提供する。
連携イメージ
- 両地域の企業・機関のマッチングやネットワーク構築機会の提供
- 両組織が地域戦略に掲げる「持続可能な成長」の実現に向けた都市ソリューションを共創するラボラトリー(研究)機能の実装や都市ネットワークの構築などについて検討を開始するなど、更なる連携交流を実施
<「持続可能な」成長を考える視点>
- 「Bridging innovation- Fukuoka & Helsinki as co-laboratories for future sustainable solutions」をキーワードに、福岡とヘルシンキは未来の持続可能な都市ソリューションを生み出す共創ラボを目指す
- 住みよい都市でありつづける(Designing better life)
- 相互信頼に基づくイノベーションを起こす(Innovation with mutual trust)
- 自地域の成⻑から、グローバルのインパクトをもたらす共創へ(Co-create and impact globally)
活動実績等
連携協定締結以降、双方の経済的な結びつき強化のためのノウハウ提供や、海外進出へ向けた企業・関連団体への情報を多角的な視点から提供するイベント/カンファレンスを毎年開催。
2023年度
持続可能な脱炭素社会に向けて〜世界をリードする北欧の先進事例から学ぶ〜
2022年度
フィンランド・ヘルシンキから学ぶサーキュラーエコノミー〜持続可能な事業成長に向けて〜
2021年度
Designing Better Life-ヘルシンキと日本を結んで-ヘルスケアの向上を実現する革新/AIを利用した教育の再考
ヘルシンキ×福岡 Designing Better Life-スマートシティ、スマートエネルギー