2022年8月5日、ヒルトン福岡シーホークで開催されたJCBサマーセミナー(九州沖縄地区の金融関連企業、地場大手企業及び団体関係者約50名参加)に福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)前田真事務局次長が登壇しました。
講演は「未来のまちづくりに向けた福岡都市圏の組織とは」をテーマに設定し、FDCの設立経緯から現在の活動内容を報告するとともに、福岡のまちづくりや福岡・九州の今後の見通し、なぜイノベーションが必要なのかなどについて解説しました。
また、2020年に策定した第2次FDC地域戦略の中で掲げた3つのKPI①経済基盤の整備(域内総生産/年成長率2.06%を維持する)②個の力の最大化による生産性の改善(30%程度の生産性改善を目指す)③成長を支える社会の構築(女性とシニアの労働参加率向上などにより+6.1%向上)を紹介。
そのうえでFDCが進める官民連携について「FDCのこれまでの戦略が福岡市のマスタープランと同期している」「会員と行政とが同じテーブルで対話できる場が用意されている」といった特徴を挙げ、「民と官の担務領域が異なることや時間軸がずれるなど両者の間にはグレーゾーンが生じてしまうことが多々あるが、そこでエラーが起きないよう意思疎通を図り両者をつなぐ橋渡し(リエゾン)として機能する役割を担っている」と説明しました。
最後に、FDCのこれまで10年の成果とこれから先の10年の展望を示したうえで、福岡都市圏だけではなく他地域を含めた広域連携や情報共有していく事を通じて、今後もリエゾンとしての役割を果たしていきたい、と抱負を述べました。